骨粗鬆症

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骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症は、骨の密度と質が低下し、骨が脆くなる疾患です。これにより、骨折のリスクが高まります。加齢、栄養不足、遺伝的要因、生活習慣などが影響するとされています。特に閉経後の女性や高齢者に多く見られますが、男性にも発症する可能性があります。

伊丹市のひで整形外科内科クリニックでは、骨粗鬆症の診断、治療、および予防に力を入れております。患者様の健康状態や生活習慣を考慮しながら、最適な検査と治療計画をご提案します。

骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因には、ホルモンの変化(特に女性ホルモンの減少)、カルシウムやビタミンDの不足、遺伝的要素、運動不足、喫煙や過度のアルコール摂取などがあります。また、特定の薬剤や疾患が骨の健康に影響を与えることもあります。

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症は、初期には自覚症状が少ないことが多いです。しかし、以下のような兆候が見られる場合があります

代表的な症状

  • 背中や腰部の曲がり・痛み
  • 昔と比べて身長が縮んだ
  • 動作時の背中や腰の痛み
  • 息切れ

など

骨粗鬆症は進行性の疾患で、症状が目立たないまま進行することが一般的です。「身長が縮んだ」「背中や腰が曲がった」「背中や腰に痛みがある」などの症状が見られる場合には、お早めに伊丹市のひで整形外科内科クリニックへご相談ください。

女性に多い骨粗鬆症

骨粗鬆症は特に高齢の女性に多く見られる疾患で、年々増加傾向にあります。患者の約80%を女性が占めているとされていて、更年期以降の女性ホルモンの減少が主要な要因となっています。

女性ホルモンと骨の健康

女性ホルモン、特にエストロゲンは、骨の健康に重要な役割を果たしています。エストロゲンは骨の新陳代謝において、骨の吸収を緩やかにし、カルシウムの流出を防ぐ機能を持っています。

更年期と骨粗鬆症

閉経によりエストロゲンの分泌が減少すると、骨吸収のスピードが加速します。これにより、骨が形成される速度が追いつかず、結果として骨がもろくなります。この影響は、特に閉経を迎える50歳前後から顕著になり、60歳代では約半数、70歳以上では約70%の女性が骨粗鬆症になると言われています。

骨粗鬆症の予防と検査

女性の方は特に、50歳前から骨粗鬆症に対する意識を持つことが重要です。定期的な骨密度検査や生活習慣の見直しを通じて、早期発見と予防に努めましょう。

骨粗鬆症のリスクとその影響

骨粗鬆症による骨折リスク

骨粗鬆症患者が一度骨折を経験すると、その後の骨折リスクが著しく高まります。特に背骨(脊椎)の骨折が最も一般的で、脊椎圧迫骨折として知られています。
脊椎の骨折が起こると、股関節、肩、手首など、他の部位への骨折リスクも高まります。そのため骨粗鬆症においては、初期の骨折を防ぐことが非常に重要となります。

寝たきり・要介護状態のリスク

骨粗鬆症による大腿骨の骨折は、患者のQOL(生活の質)に深刻な影響を及ぼすことがあります。特に高齢者の場合、大腿骨の骨折は寝たきりや要介護状態に陥るリスクを高め、自立した生活を続けることが難しくなる可能性があります。これを防ぐためにも、骨粗鬆症の早期発見と治療が極めて重要です。

早期発見・早期治療が重要

多くの場合、患者様は腰痛のために医療機関を受診し、その際に初めて骨粗鬆症と診断されることがあります。また、足の付け根、腰椎、手首、肩などで骨折が発生した後に、初めて骨粗鬆症が明らかになることもあります。骨粗鬆症は無症状で進行することが多いため、早期発見と予防が重要です。

骨粗鬆症の診断

骨粗鬆症の診断は、骨密度測定によって行われます。この検査により、骨の密度が正常範囲内か、または骨粗鬆症の状態にあるかが判断されます。必要に応じて、血液検査や尿検査も行い、栄養状態や代謝の異常を評価します。

「DEXA式骨密度検査装置」を導入

「DEXA式骨密度検査装置」を導入

ひで整形外科内科クリニックでは、患者様の骨の健康をより正確に評価するために、「DEXA式骨密度検査装置」を導入しています。骨粗鬆症は早期発見が非常に重要ですが、多くの場合、症状が現れるのは病状が進行してからです。DEXA式骨密度検査は、このような早期段階で骨密度の低下を捉えることが可能で、早期発見・予防に繋がります。

※DEXA式骨密度検査について詳しくはこちら