- HOME>
- ドクターズインタビュー
院長インタビュー
“もっと患者様に寄り添いたい”
長年手術の現場にいたからこそ選んだ独立の道
どうして医師の道を志したのでしょうか?
私が医師を志したのは、家族の影響が大きかったからです。父も、母方の祖父も代々医師であり、その姿を見て育ったことが、私の職業選択に大きな影響を与えました。
これまでの経歴について教えてください
大学を出てまず入職したのは、奈良県生駒市の中核病院である白庭病院でした。
その後、主に急性期の患者様を診る東大阪市の石切生喜病院に移り、大阪公立大学医学部附属病院を経て、泉州地域で整形外科・脳神経外科に特化した医療を提供している佐野記念病院に移りました。
同院の次に勤めた大阪市浪速区のなにわ生野病院は「人工関節センター」を掲げている、全国でもトップクラスの人工関節手術の技術を持つ病院でしたが、そこでは同センターの医長を務めさせていただきました。なにわ生野病院の後は大阪市立十三市民病院に移り、医長を務めました。
最後に父の田中整形外科クリニックで副院長として学んだ後、2022年の11月1日にひで整形外科内科クリニックを開業させていただきました。
開業した理由を教えてください。
医師として、急性期の患者様の手術はとてもやりがいのある仕事です。患者様から感謝のお言葉もいただけますし、達成感もあります。
しかし同時に、長年手術の現場にいる中で、もっと患者様の家庭でのお困りごとに寄り添った医療に携わりたいという思いも募っていきました。また患者様とお話しすることが好きだったので、もっとそうした時間を確保できる働き方がしたいという思いもありました。
その結果、自分のクリニックを開業するに至った、というわけです。
患者様のQOLを高めて
より“自分らしい人生”を送っていただくために
クリニックの診療理念を教えてください
健康寿命を延ばすことです。日本人は男性で平均約9年、女性で平均約12年もの間、何らかの健康上の問題を抱えて人生の最晩年を過ごしています。この期間のQOL(生活の質)はどうしても大きく低下してしまいます。私は医師として患者様のQOLを引き上げ、より長く自分らしい人生を過ごせるようなお手伝いがしたいのです。
当クリニックでは各種健康診断に対応したり、従来よりも高精度な結果が得られるDEXA式骨密度検査装置を導入したりしています。これも、生活習慣病や骨粗鬆症といった、QOLの低下や寝たきりの原因となる病気を予防していただきたいと考えているからです。
患者様と向き合う上で、大切にしていることは?
患者様の症状やお悩みが、少しでも改善するよう全力を尽くすことです。当クリニックでは整形外科と内科の病気にも対応できますが、それ以外の症状を抱えている患者様に関しても可能な限りの対応をしています。
そのような対応を実現するために努力していることは?
専門の医師にアドバイスをいただくこともありますが、基本的には時間を作って勉強しています。患者様から相談を受けない限りは、なかなか専門外の勉強をすることはありませんから、医師として成長するチャンスをいただいているようなものだと考えています。
どうしても自院で対処できない場合は?
基幹病院を含めた専門の医療機関を紹介させていただいています。
無理に自院で治療をするようなことは決してありません。状況に応じて、患者様にとってより良い結果に繋がる選択肢を選ぶよう心がけています。
リハビリで大切なのは
機器よりも“セラピストの技術”
リハビリ治療において大切にしていることは何ですか?
セラピスト(理学療法士と柔道整復師)の技術です。当クリニックでは牽引治療器や電気刺激療法に用いる装置、温熱療法のためのホットパックなども導入していますが、リハビリ治療において最も重要なのは、医師としっかりと連携した上で、患者様の症状やその日のコンディションを見極め、的確な治療を行うことができるセラピストの存在です。
そのため、セラピストの採用・教育には非常に力を入れています。当クリニックには現在、複数名の理学療法士や柔道整復師が常勤で在籍していますが、いずれのセラピストも非常に優秀で、信頼して患者様を任せることができています。
女性の医師も在籍していますよね?
消化器が専門の内科医が在籍しています。思春期のお子様にしろ、40~50代以上の患者様にしろ、女性には特有のお悩みがあるものなので、男性の医師だけではカバーしきれない部分がどうしてもあります。
その点、当クリニックには女性の医師がいるので、同じ視点に立った治療の提案やアドバイスを行うことが可能です。
「来てよかった」「また来たい」と思ってほしい
当クリニックのこだわりは、すべてのそのため
最後に、このホームページに来られた方にメッセージをお願いします。
ひで整形外科内科クリニックでは、ご来院された患者様が少しでも笑顔になって帰っていって欲しい、「来てよかった」「相談してよかった」と思って欲しいと考えています。
整形外科と内科の両方を診ているのも、専門外の症状に対してできる限りのことをするのも、全10床の広々としたリハビリ室にしたり、セラピストの教育にこだわったりしているのも、すべてはそのためです。
ですから、これから当クリニックへお越しになる方には、どんなことでも気軽に相談していただければと思っています。「困ったことがあったら、とりあえず相談してみよう」という感覚でかまいません。さまざまな形で、皆様の健康のサポートをさせていただきます。