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高血圧とは?
高血圧とは、血圧が通常より高い状態が持続する状態を指します。正常な血圧範囲を超えると心臓や血管に負担がかかり、さまざまな合併症のリスクが高まります。
こんな症状はありませんか?
- 頭痛が頻繁に起こる
- めまいがする。
- 胸の不快感や圧迫感
- 動悸がする
- 疲労感が強い
- 視界がぼやける
- 睡眠時に息苦しさを感じる
- 耳鳴りがする
など
高血圧の原因
高血圧の発症には多くの要因が絡み合っています。主な原因は以下の通りです。
生活習慣
塩分の摂り過ぎ、肥満、運動不足、喫煙、過度なアルコール摂取などの生活習慣が高血圧のリスクを高めるとされています。
年齢
年齢が上がるにつれて血管の柔軟性が失われ、血圧が上昇しやすくなります。
ストレス
長期間のストレスは自律神経のバランスを乱し、血圧に影響を与えることがあります。
その他の生活習慣病
糖尿病、腎臓病、脂質異常症など他の生活習慣病も、高血圧のリスクを高めます。
遺伝的要因
高血圧は家族歴が影響することがあり、遺伝的な要素が関与しているとされています。
高血圧の種類
高血圧は、その原因や特徴によって次のように大きく分けられます。
本態性高血圧(原発性高血圧)
特定の原因が見当たらないタイプの高血圧で、成人の高血圧患者の約90%は本態性高血圧だと言われています。
二次性高血圧
他の疾患が原因で発症する高血圧です。腎臓病、甲状腺疾患、副腎疾患、特定の薬剤などが原因で発生することがあります。
高血圧の合併症
高血圧はさまざまな合併症を引き起こすリスクがあり、重篤な健康問題に繋がることがあります。
- 心疾患(冠動脈疾患、心筋梗塞、心不全など)
- 脳血管障害(脳出血、脳梗塞、脳機能障害)
- 腎臓疾患(腎不全や腎機能障害)
- 目の病気(網膜症や視力低下)
- 動脈硬化(動脈の壁が硬く厚くなることで、心臓発作や脳卒中のリスクが高まる)
高血圧の診断基準
高血圧の診断基準は以下の通りです。
- 収縮期血圧(上の血圧):通常、140mmHg以上を高血圧とみなします
- 拡張期血圧(下の血圧):通常、90mmHg以上を高血圧とみなします
- 高血圧予備軍:収縮期血圧が120~139mmHg、または拡張期血圧が80~89mmHgの場合、高血圧予備軍とされます
高血圧の治療
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて行います。目的は血圧を正常範囲に保ち、合併症のリスクを減らすことです。
生活習慣の改善
食生活の改善
塩分の摂取量を制限し、野菜や果物、低脂肪の乳製品、全粒穀物、魚を多く含むバランスの取れた食事を心がけます。
体重管理
適正体重を維持するために、必要に応じて体重の減量を目指します。
定期的な運動
適度な運動は血圧を下げる効果があります。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動を週に数回行います。
禁煙
喫煙は血管を収縮させ、血圧の上昇を引き起こします。