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骨折とは?
骨折は、骨にかかる力がその耐久限界を超えた際に発生します。交通事故、スポーツ中の衝撃、転倒、あるいは骨粗鬆症などによって起こることがあります。
骨折の種類には、完全骨折、不完全骨折、開放骨折、閉鎖骨折などがあり、骨折の程度や位置によって治療方法が異なります。
※骨粗鬆症について詳しくはこちら
骨折の主な原因
骨折は通常、外部からの直接的な力の影響、例えば転倒や衝撃によって発生します。また、骨の疾患や栄養不良、高齢による骨密度の低下も骨折のリスクを高めます。若い人ではスポーツや交通事故が一般的な原因で、高齢者では転倒が最も多い原因となります。
※骨密度について詳しくはこちら
骨折の種類と特徴
完全骨折
骨が完全に割れて2つ以上の部分に分かれる状態です。
不完全骨折
骨が部分的に割れているが、完全には分離していない状態です。
開放骨折
骨折部が皮膚を突き破り外部に露出している状態です。
閉鎖骨折
皮膚が破れず、骨折部が体内に留まっている状態です。
骨折の症状
骨折の主な症状には、激しい痛み、腫れ、変形、機能障害(関節の動きの制限)、時には皮膚の突出(開放骨折の場合)があります。また、損傷部位の周辺で打撲痕や血腫が見られることもあります。
骨折の診断・治療
診断
骨折の診断は通常、医師による身体診察とレントゲン検査によって行われます。場合によってはCTやMRIが必要になることもあります。診断では、骨折の種類、位置、程度、および関連する他の損傷の有無が評価されます。
治療
骨折の治療は、骨折の種類、重症度、患者の年齢と健康状態に基づいて決定されます。治療方法には、ギプスやスプリントによる固定、牽引、手術(骨折部の整復、金属プレートやピンによる固定)などがあります。
また骨折治療後のリハビリテーションも重要で、適切なリハビリにより機能回復を目指します。
骨折予防と健康管理
骨折の予防には、適切なカルシウムとビタミンDの摂取、定期的な運動、家庭や職場での安全対策の実施が重要です。特に高齢者は転倒予防のための生活環境の改善や、適切な運動を行うようにしましょう。